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前回の記事: 🇫🇮 2025年フィンランド旅行記 - ① 出発
ヘルシンキ到着
"Cabin crew, prepare for landing"
キャプテンのアナウンスと共に地上の景色が見えてきた。
地理の教科書で見るような一面の針葉樹林は僕たちが想像する北欧の景色そのものだ1。
離陸から12時間近くが経ち、日本時間では午後9時に近かった。眠い目をこすっていた僕たちもその光景に眠気が吹き飛んだ。
乗客数に対して入国審査カウンターが少なく、かなり混雑していた。飛行機を降りてからターミナルから出るまで1時間ほどかかっただろうか。
入国審査では「目的は何か」、「ホテルは取っているか」、「何日滞在するのか」、「他の EU の国に行く予定はあるか」、、などしっかり訊かれた。以前スペインに入国した時とはえらい違いだ。
隣の窓口にいた人は「イギリスに留学に行くための乗り継ぎで来た」と言っていた後別室に連れて行かれていた(何か問題がありそうなことを言ったかまでは聞き取れなかった)が大丈夫だったのだろうか。
いざ市街地へ
無事に入国した僕たちは早速ヘルシンキの市街地、予約した Airbnb に向かうことにした。
ヘルシンキの公共交通機関はほぼ全てヘルシンキ地域交通局2という団体が運営している。こちら詳細はより詳しく書かれている方がいるのでそちらを参照のこと https://note.com/hiroro2/n/nd10e3971bfb1
HSL ではカバーエリア3 x 有効期間でチケットを販売している。ヴァンター空港からヘルシンキ中央駅までは ABC チケットで行き来できる。チケットの有効期間は80分(片道ユース)-1週間(周遊想定)までバリエーションが用意されているが、乗る車両を間違えなければ所要時間は30分程度なので一旦80分チケットを購入。
チケット購入には HSL アプリを使うのが便利だ。ガイドによっては日本で事前に会員登録まで済ませておくことが推奨されているが、日本の SIM カードのデータローミングを無効にしておけば SMS 受け取りは問題なく利用できるので、最悪空港についてからでも問題ない。4
https://www.hsl.fi/en/tickets-and-fares/hsl-app
念願のフィンランドサウナ
無事 Airbnb に到着した僕たち。時刻は現地時間5で午後6時。長時間の移動ですっかり疲れ果てていたが僕たちにはこの日ある目的があった。
サウナである
この日の目的地は観光地スオメリンナ島の近くに浮かぶ Island of Lonna6である。
https://www.lonna.fi/en/services/sauna/
この旅ではいくつかのサウナにトライしようとしたが、概ね予約制でタイムスロットは2時間、価格は日本円で3,000円-5,000円で設定されていることが多かった。(高い😇)
Kauppaoriマーケット近くの フェリー乗り場から島に行くことができるのだが、僕たちが予約した土曜日午後8時半辺りはフェリーの便数が少なく、一本逃すと一時間程度待たなくてはならなかった。サウナの web サイトにも早めに着いたほうがいいと書かれている
We highly recommend booking the sauna beforehand. Please arrive a bit ahead of your reservation time. You can easily visit our bar before for a little snack and a refreshing beverage?
無事、予約より30分遅い午後9時に島に到着した僕たちはすぐにサウナにチェックインした。
さいっっこうである
飛び込めるサウナ良すぎた (@ Lonnan Sauna in Helsinki) https://t.co/Ll8GGJp8vO pic.twitter.com/H5ckCre03F
— おみつ (@nasustim) August 2, 2025
サウナ一棟のシンプルな構成だが、疲れた身体にとても沁みた。
身体を温めた後は海に入ることも可能。怖くて全力のダイブはできなかったけれど。
サウナでアメリカ人に話かけられた。
🇺🇸 "Are you Japanese?"
私 "Yeah, exactly, why did you guess so?"
🇺🇸 "You said「やばい」"
日本人だと見破られた。
一緒に海にダイブもした。われらサウナ人7に国境はないのである。
そんなこん なでフィンランド初日はゆっくりと暮れていった...
Footnotes
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しっかりとタイガでした https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%AC ↩
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https://www.hsl.fi/en; VR(高速鉄道), 地域間の路線, トラム, バス,,,等をカバーする一方で、スオメリンナ島やサウナがある離れ小島までの船は別会社が営業している。対応していない公共交通機関では入り口に HSL アプリが使えない旨が掲げられていることが多かった。 ↩
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地域を A, B, C, D の4つに区分けしている。"A"が市街地、"B"は郊外、"C"はヴァンター空港まで含むさらに郊外、、といった具合で、自分の出発/到着駅をカバーするチケットを買う必要がある。ただし、A エリア内のみをサポートするチケットがないのでその場合は AB チケットを買う必要があり少し混乱した。 ↩
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とはいえ入国直後は宿まで急ぎたい気持ちが強くなるだろうし、アプリダウンロードを海外のモバイル回線で行うと余計な通信量を消費してしまうので日本でできるならやっておいたほうがいい ↩
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フィンランドのタイムゾーンは EET (Eastern European Time)で日本から7時間遅れ、サマータイムが導入されている期間は EEST(Eastern European Summer Time)で6時間遅れになる ↩
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日本語の情報では「ロンナ島」と記されることが多いが、"ン"はほぼ発音されてなかった。L は英語の L そのまま ↩
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https://www.ogaki-sauna.com/post/%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%82%89%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%8A%E4%BA%BA-%E5%85%B6%E5%BC%90 ↩